2014-07-05

光明寺會舘学校 2014 vol.2


ゴードン・マッタ=クラーク(1943 - 78)
2014 / 7 / 11 Fri. 19:00 - 20:30
講師:平野 千枝子 氏[近現代美術史、山梨大学准教授]

















































ゴードン・マッタ=クラークは大学で建築を専攻し、その後ニューヨークでアーティストとしての活動を開始した。1978年に35歳で病没し、その活動は10年ほどの短いものであった。しかし、放棄された建物を切断し状況に介入した彼の作品は、ミニマリズムに続く1970年代の美術として次の世代に大きな影響を与えている。
特定の場所に介入したマッタ=クラークの作品は、すべて取り壊されて現存せず、残されているのは切り取られた家屋の断片や映像、写真などである。レクチャーではマッタ=クラークの活動を紹介するとともに、その「作品」をどのように捉えることができるのか、一過性の行為と記録の関係を中心に考えていく。

平野 千枝子/慶応義塾大学大学院文学研究科修士課程修了(美学美術史学)。新潟県美術博物館、東京都新美術館開設準備室、東京都現代美術館学芸員を経て2004年より山梨大学教育人間科学部に勤務(担当:美術理論・美術史)。主な論文:「ゴードン・マッタ=クラーク作品における料理の意味」『美学』237号、2010年。「アーシル・ゴーキーとシュルレアリスム」『20世紀の思想経験』(法政大学出版局、2013年)所収。『明暗としてのオール・オーヴァー - ジャクソン・ポロックと写真 -」『色彩から見る近代美術』(三元社、2013年)所収。


◎ 光明寺會舘学校 2014 vol.2
ゴードン・マッタ=クラーク(1943 - 78)

日 時 2014年7月11日(金)19:00〜
場 所 光明寺會舘
参加費 500円(ワンドリンク付)
お問い合わせ先 光明寺會舘
    tel 050-1537-5353 mail aironomichi@ybb.ne.jp(亀井)