2018-10-18

Shooshie Sulaiman ORGANIZING ABANDON OPEN STUDIO



Shooshie Sulaiman 
ORGANIZING ABANDON

ORGANIZING ABANDONはアーティスト、シュシ・スライマン(マレーシア在住、b.1973)が2013年より広島県尾道市で展開しているプロジェクトです。スライマンは尾道旧市街斜面地で取り壊されようとしていた元や親の廃墟と出会い、そのすべてを再生 / 転生する長期プロジェクトを開始しました。
廃墟に属するものは何も破棄せず、そのすべてが保存・記録され、作品や、再生される家の一部へと生まれ変わります。
プロジェクトは単なる家の物理的再生を目指すものではありません。その過程こそが重要であり尾道で出会ったアーティストや職人をはじめ、様々な人々が関与しそこで新たな交流が生まれています。またスライマンがこれまで探求してきたマレーシアの文化的、歴史的背景や、縄文とスンダランドとの関係性もプロジェクトに組み込まれていきます。
201810月、いよいよシュシ・スライマンがデザインしたマレーシア伝統様式のバルコニーが設置されます。取り付け作業はマレーシアの職人たちが尾道を訪れ自ら行います。その模様をぜひご覧ください。

ORGANIZING ABANDON is a project that artist Shooshie Sulaiman (based in Malaysia, b.1973) has been developing in Onomichi city, Hiroshima since 2013. In the slopes of the old part of Onomichi city, Sulaiman encountered the ruins of a former greengrocer's which was going to be demolished and started a long-term project to rebuild/reincarnate it in its entirety. None of the objects belonging to the ruins were discarded, all of them are preserved and recorded to be reborn as part of the art work and the renovated house.
The project's aim is not to merely physically renovate the house, the process is important, too. Various people, including artists and craftsmen whom Sulaiman met in Onomichi, are involved, and new interactions have begun. 
In addition, the cultural and historical background of Malaysia that Sulaiman has been exploring, and the relationship between Jomon Culture and Sundaland will also be incorporated into the project.

At the end of October 2018, a balcony of the Malaysian traditional style, designed by Shooshie Sulaiman, will finally be installed.Malaysian craftsmen will visit Onomichi and install the balcony themselves.Please come and see the development of this work.





















⬛︎SIDDRA HOUSE シドラハウス
日にち WORK(公開制作)  2018.10.23[水]-27[土]
    VIEW(観覧)  10.28[日]-12.2[日]
時 間 屋外作業は天候や工程により異なります。
場 所 siddra house / 尾道市西土堂町13-31(古寺めぐりポケットパーク横)
シュシ・スライマンと地域の職人やアシスタントの協力によって再生されつつある元八百屋の廃墟(1920年築)。シドラとはアラビア語で「星のような」を意味し、目の前が墓地で南に大きくひらけた場所は、星を見る場所として生まれ変わります。
この建物は日本の一般的木造建築で、マレーシア様式の建築部材が取り付けられ文化交流の象徴的な存在となります。

⬛︎ARCHIVE ROOM アーカイブルーム
日にち 2018.10.25[木]-11.5[月]、11.23[金]-12.2[日]
時 間 11:00-18:00
場 所 光明寺會舘 / 尾道市東土堂町2-1
休 館 火・水曜、11.6[火]-11.22[木]
シドラハウス から出てきたものを分類整理し保管している部屋が、光明寺會舘2階に作られたアーカイブルームです。かつての住人の生活の痕跡を感じさせるものはもちろん、釘一本まで捨てずにアーカイブを進めています。

◎ワークショップ

【シドラハウス マレーシア建築部材取り付け作業 現場編】
マレーシアの職人たちの技術を間近に体験できます。
日 時 10/23[火]-27[土] *時間は天候や工程により作業時間が異なります。
    光明寺會舘までおたずねください。
場 所 シドラハウス / 尾道市西土堂町13-31
講 師 マレーシアの職人チーム

◎アーティストトーク

【シュシ・スライマン アーティストトーク】
スライマンの尾道でのプロジェクトについてお話しします。(予定)
日 時 11/24[土] 19:00〜
場 所 光明寺會舘
講 師 シュシ・スライマン

◎ツアー&レクチャー

【もうひとりによるAIRツアー】
AIR Onomichiの各所をディレクターのもうひとりと一緒に巡ります。
日 時 12/1[土] 13:00〜
集合場所 光明寺會舘
講 師 もうひとり(小野 環、三上 清仁)


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主 催 AIR Onomichi 実行委員会

共 催 現代アートの創造発信事業実行委員会
助 成 平成30年度 文化庁 文化芸術創造拠点形成事業、尾道市、
    国際交流基金 アジアセンター アジア・市民交流助成 http://jfac.jp/
    エネルギア文化・スポーツ財団
協 力 小山登美夫ギャラリー、光明寺會舘、尾道市立大学、NPO法人尾道空き家再プロジェクト、地域住民の皆さま

AIR Onomichi 実行委員会

722-0033 広島県尾道市東土堂町2-1
2-1,Higashitsuchido-cho,Onomichi-shi,Hiroshima,Japan 722-0033
Tel 0848-51-5717 Mail aironomichi@gmail.com