2011-10-07



AIR Onomichi 2011 AIR Workshop



私たちがこのワークショップで提案するのはリアリティとの交流の方法です。
それは私たちが制作を行う時の方法に近いものです。ふだんの制作時に、私た
ちはその場所固有の状況に反応しています。ある部分をアトリエであらかじめ
制作し、その残りを展示の場で見つけたものとともに、その場で即興で作り
ます。そのような方法によって表現の多彩な意味を見つけることができます。

このワークショップは2つのパートで成り立ちます。
まずは参加者が尾道のなかで場所を決めます。次に物、あるいは物、音、行為
などの組み合わせを各自が選んだ場所で展示・発表します。もし必要があれば
夜の発表でもかまいません。発表の日には全ての参加者が、それぞれの異なる
場所に案内し、ディスカッションに参加していきます。

場を探すことはつまり視点/考え方を探すことにも似ています。
それぞれの場は当たり前のように物語を持っており、また、雰囲気を作り出し
ていて、それは私たちが五感で感じるものに影響を与える事でしょう。
単に物どうしの相互の反応を起こさせるだけ、つまり物、音、光、あるいは行
為を選ぶ事は、再現性を用いない表現方法となりうる事でしょう。

尾道は豊かで興味深い場所があちこちにあり、多くの物をいたるところに見つ
ける事が出来ます。私たちはこの実習を通じて場所や物語、人々をそれぞれの
固有の感覚で発見する事に期待しています。

それではお会いしましょう。
Andreas Kressig Laurent Faulon


AIR Workshop
日 時 2011年 10月9日(日)  14時-
        10月16日(日) 10時-
場 所 光明寺會舘
参加費 2回で1,000円
講 師 ローラン フォロン アンドレアス クレシグ

お問い合わせ 光明寺會舘
tel/fax 050-1537-5353 email aironomichi@ybb.ne.jp (亀井)