2017-05-22

光明寺會舘学校 2017 vol.3





















Black in Black / Piezography - 黒の中の階調表現 - 写真 その先

講  師 村上 友重


Piezographyとは、アメリカ人Jon Cone氏の開発によって2000年に誕生した特殊なインクジェットプリント用モノクロームインク。今回は、その基礎的な利用方法から、作品制作における応用的な利用方法まで、お話ししていきます。最新技術による汎用性を持ちながら、きわめてアナログ的な操作方法を残すPiezographyを使っての制作プロセスは、私にとって今まで作品画像が出力されるための機材のひとつであった「プリンター」というものを考え直すきっかけになりました。プリンターを単なる出力機器として見るのではなく、様々に応用の効くひとつの装置、「メディア」として見ていくことで新たな方向性を与えます。写真とは、美術とは、その可能性を押し広げる機会になればと考えています。なお、このレクチャーは2017年に研究終了した科研費の成果報告の一環となります。

講師:村上友重(むらかみ ともえ)
写真家/東京藝術大学非常勤講師
近年の主な活動として【個展】2015年「Treatise on Light」Bright Photo Salon(東京)2013年「この果ての透明な場所」G/P gallery(東京)【グループ展】2017年「Joyce Elaine Grant Photography Exhibition」Texas Woman’s University Fine Arts Galleries(アメリカ)2016年「VOCA展」上野の森美術館(東京)2015年「OC: Dogs in a Room」光明寺会館(広島)、「CHEMCRAFT」 ESPACIO GALLERY(イギリス)、「《写真》見えるもの 見えないもの #2」東京藝術大学陳列館(東京)2014年「コレクションにみる“静かなもの”×BOOKS」なかた美術館(広島)など。WEBSITE:www.tomoemurakami.com



【光明寺會館学校 2017 vol.3】
日 時 2017年5月28日[日] 13:00〜14:30
場 所 光明寺會舘/広島県尾道市東土堂町2-1
参加費 無料(1ドリンクオーダーお願いします)


2017-05-18

2017/5/21 Sun. 19:00 -  尾道視聴室





尾道視聴室:映像作家と音楽家によるコラボレーションライブパフォーマンス視聴会

尾道視聴室 - 映像と音楽 -
◎ 日 時 2017年5月21日(日) 開場: 18:00  開演: 19:00
◎ 会 場 光明寺會舘( 広島県尾道市東土堂町2-1)

◎ チケット 予約:3,000円  当日:3,500円 (要1ドリンクオーダー) *こども 無料
◎ 予約・お問い合わせ 
     mail : aironomichi@ybb.ne.jp
     Facebook : http://www.facebook.com/komyojihall/
     件名「5/21イベント予約」、お名前、人数、お電話番号を明記の上お申し込みください。

◎ 出 店 ホホホ座尾道店コウガメ
◎ 出 演 Rachael Dadd(音楽) × Betsy Dadd(映像)
     小金沢健人(映像) × 曽我大穂(音楽)
     トウヤマタケオ(音楽) × ICHI(映像+音楽)


ICHI
英国・ブリストルと尾道在住。スティールパン、木琴、トランペットや様々な自作楽器を1人で演奏し唄う創作音楽家。日本全国、香港、UK、ヨーロッパ、オーストラリア、ニューヨークなどで活動中。NHKアニメーション「おんがく世界りょこう」の主演アニメキャラクターのモデルでもあり、楽曲提供もしている。今回のイベントでは、自ら制作した8mm映像作品 『浮来風符 "fly hoop"』と合わせてトウヤマタケオ氏とのコラボレーションパフォーマンスを行う。


Rachael Dadd

プロフィール…英国・ブリストルと尾道在住。ギター、バンジョー、ウクレレ、クラリネット、ピアノを演奏する歌い手。17歳でファーストアルバムをリリースしてから現在まで10点を超える音源作品を発表し、日本では歌手のUA氏への楽曲提供などもしている。
今回の『尾道視聴室』では、実妹でもあり、PVやアルバムジャケットのアートワークも手がけるロンドン在住の映像作家・画家のBetsy Dadd(http://cargocollective.com/betsydadd)とのコラボレーションパフォーマンスを行う。

トウヤマタケオ
音楽家。1965年兵庫県生まれ。作曲 ピアノ 声 諧謔 郷愁 D.I.Y.
ピアノ弾き語りの他、チェリスト徳澤青弦とのデュオ “Throwing a Spoon”、8ビート偏愛バンド ”PATO LOL MAN”、画家nakabanとの旅する幻燈楽団 ”ランテルナムジカ” など活動は多岐に渡る。尾道市在住。
HP : www.takeotoyama.info
Facebook : https://www.facebook.com/groundpiano


小金沢健人
1974年東京生まれ、広島県在住。武蔵野美術大学で映像を学んだ小金沢は卒業後まもなくドイツに渡り、2017年初頭までベルリンを拠点に制作を続けてきた。映像を軸としつつパフォーマンスやドローイング、そしてインスタレーションへと表現の幅を拡げ、国内外で作品群を発表。日常の機微を鋭敏に察知し、そこに潜む謎や不穏、美しさやおかしみを浮かび上がらせる作品は高い評価を受けている。現在丸亀市猪熊弦一郎現代美術館と金沢21世紀美術館にて小金沢の参加する展覧会が開催
中。

曽我大穂

マルチプレイヤー。1999年に結成したCINEMA dub MONKSでは「物語のある音楽」をテーマに映像を使い、“一本の映画”のようなライブを行う。4度に渡るヨーロッパツアー、ニューヨーク公演、FUJI ROCK、ARABAKI ROCKなどの大型野外フェスティバルに参加するなど日本や世界各地の観客を魅了。CMの音楽のほか、二階堂和美やハナレグミなど数多くのミュージシャン達のレコーディングやサポートメンバーなど、様々な形で活動を展開している。小説家・いしいしんじの即興小説と音楽のコラボレーションや、写真・ダンス・映像・演劇などの様々なジャンルとの共演も多い。これまでに1枚のアナログ盤と3枚のCDアルバム盤をリリース。

2017-05-12

Short Stay Program 2017 / Daniel Silva


Short Stay Programにコロンビア出身のアーティスト Daniel Silvaがやってきました。
彼は今月はじめにやってきて、約1ヶ月半尾道に滞在し、作品の制作をします。
まだ1週間とたっていませんが、とてもこの場所を気に入ってくれたようで
来年また来たいと言ってくれています。

今回の滞在では制作が中心になります。展示して公開するというかたちは1日限り(詳細は以下に)ですが、もしよければ彼の滞在中にスタジオをのぞきに、ダニエルと話をしに来てください。




















DANIEL SILVA
ダニエル・シルバは周囲の空間を彫刻やインスタレーションを通して表現する。彼は知覚アートや熟考を題材とし、蜜蝋や木材、塩、木炭、大理石、金属などの素材を本来の自然の形で利用。創作は作品と鑑賞者との間に相互関係を引き起こす、複数のエレメンツの融合から始まる。これらの素材が引き起こす感情と築かれる基礎は固定されたストーリーではないある一貫性を導き出す。

2014年にセントラル・セント・マーチンズの修士課程を優秀な成績で修了し、ダニエル・フォード・イノベーション賞を受賞。修了してほどなくSaatchi New Sensationにノミネート、そして掲載される。2015年に1万人の卒業生の中からロンドン芸術大学(UAL)代表として、Art15 Art Fairに参加する13人のうちの一人に選出された。[press release]
2016年秋にはロサンゼルスのBaert Galleryにて単独の展示会を開催。翌年2017年の3月にはもう1名のアーティストTess Williams氏と共にロンドンで、Time & Materialsとして知られるペアの展示会をUnit1 Gallery で開催。イギリス・ロンドン在住。
◎過去の作品はこちらから BAERT GALLERY/Daniel-Silva

ONOMICHI, JAPAN
自然と旅行はダニエルが創る芸術とオーガニックな表現のインスピレーションの源となっている。次作は彼の創作活動にとって最適な環境である、瀬戸内海に面する尾道にて4~5週間にわたって行われる。地域社会に溶け込んでの活動に非常に意欲的である。特に養蜂家、地元の漁師、そして初めて触れる蛸壺など、ストーリー性がある港町での活動を心待ちにしている。この尾道プロジェクトの作品は駐日コロンビア大使館後援の下、6月中旬に東京のギャラリーで展示される。


作品公開日
日 時 2017年6月8日[木] 17:00〜19:00
場 所 光明寺會舘/尾道市東土堂町2-1