ちきゅうけんの出前授業
2015年11月12日[木] 19:00〜21:00
地球研とは
地球研(総合地球環境学研究所)は大学共同利用機関の研究機関として2001年に創設されました。地球研では、地球環境問題を「人間(Humanity)」と「自然系(Nature)」の相互作用の問題として捉えています。地域的な特性や歴史的な経緯などを考慮しつつ、この相互作用のあり方を解明しようとしています。また、さまざまな形で現れてくる地球環境問題を総合的に研究し、未来可能性のある社会の構築をめざしています。
【 1 】「資源を可視化するヘリテイジマップ」
講 師 三村豊
「都市環境文化資源」とは何か?
わたしたちは、建築・都市における悉皆調査を通して、歴史を構成する「文化遺産」が次第にわたしたちを豊かにする「文化資源」へと変化し、ここ最近は、あわせて「都市環境文化資源」と呼ぶようにしています。発表では、これまでの調査の経験とそれを可視化するヘリテイジマップについて紹介します。
三村豊
建築・都市史を中心に画像処理やGIS を用いて研究に従事する。主にインドネシア・ジャカルタ都市圏を対象に、時系列の都市の情報基盤構築を行う。都市の中の「隠された智恵」を古地図や地理情報をもとに明らかにする研究を行っている。
【 2 】「風土建築としての建築と屋敷地 − 西アフリカ・カッセーナの事例から −
講 師 清水貴夫
「カッセーナという民族の人びとの家屋はこの地域の環境に則して作られていますが、近年、こうした家屋が作られることも少なくなりました。イエの作り方や家族構成の変化から「伝統家屋」の位置づけの変化を考えます。
清水貴夫
ブルキナファソを中心とする西アフリカ内陸部をフィールドに、文化人類学的な研究を行っています。主に子ども(ストリート・チルドレン)や宗教教育、学校運営の資料を元に「近代」のあり方を考えています。ほかに趣味と実益を兼ねた食文化などにも研究を展開中です。
日 時 2015年11月12日[木] 19:00〜21:00
場 所 光明寺會舘 広島県尾道市東土堂町 2-1
参加費 無料 *ドリンクの1オーダーをお願いします
お問い合わせ先 光明寺會舘
Tel 050-1537-5353